2021 Fiscal Year Research-status Report
大規模データベースを用いた慢性腎臓病・透析症例の周術期リスクと管理戦略の検討
Project/Area Number |
19K17750
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山本 博之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80528852)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 腎不全 / 周術期 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、①術前腎機能(推算糸球体ろ過量;eGFR)と手術リスクの連続的な関連性、②術前や周術期の透析療法(血液透析/腹膜透析)の実施法と術後アウトカムの関連性、を明らかにすることを目標設定として実施してきている。 これらの知見が充実することで、腎機能障害の程度と手術リスクの関連がより詳細に可視化され予測および対処が可能となること、腎不全や透析患者に対する周術期の最適な治療選択を確立できること、が期待され、研究を実施している。 2020年度以降、コロナ感染症の蔓延により活動の制限が極めて大きかった。特に、データベースへのアクセスや、データベースからのデータ抽出・解析と言った一番重要なプロセスに制限が出ており、課題遂行にあたっては大きな影響をおよぼした。その中であっても、実施が可能な部分については地道に遂行を進めており、とくに心臓外科領域でのプロジェクトが進展できている。 「透析療法-周術期アウトカム」についての論文発表もすでに複数実施できており、本研究課題の一つのテーマについては、一定の目標到達が得られている状況である。さらに、その他のプロジェクトでも進展が進んでおり、今後の進捗が期待されている。 以上により、2022年度には、本研究課題の総括として、様々な領域で実施した上記の①および②についての課題についても、学会発表や英文論文化を含めた形で、成果の公表に向けて進めていく予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度以降、新型コロナ感染症の蔓延および緊急事態宣言の発令のために、使用しているデータベースへのアクセスが制限され、データ抽出作業や実際の解析作業に遅れが発生している。
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Strategy for Future Research Activity |
上記のように、2022年度はこれまで実施してきたことを、総括したうえで論文化など、まとめていく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の蔓延による研究計画の制限のために、学会発表関連費用・論文化費用の支出が遅れており、次年度使用額が発生している。 次年度使用額は、研究成果の完成に向けて、成果の取りまとめ・公表、そしてそれらのプロセスで必要となる資金として使用していく予定である。
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