2023 Fiscal Year Annual Research Report
SLEの増悪に寄与する患者由来膜小胞の性状解析を基盤としたSLEの病態解明
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19K17885
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
加藤 保宏 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30837050)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | SLE / AdMVs / type I IFN / STING |
Outline of Annual Research Achievements |
SLEの患者血清中に含まれているApoptosis derived menbrane vesicles(AdMVs)がSLEの病態形成にどのように関わっているかを本研究では探索した。まず、先行論文で示されている、interferon stimulated genes(ISGs)およびtype I IFNの誘導能を確認したところ、高い再現性をもってISGs誘導能を確認できた。AdMVsがISGsおよびtype I IFNを誘導するメカニズムとして、cGAS-STING経路を介した反応であることが示されていたが、我々はさらにtype I IFN受容体(IFNAR)の関与を調べるため、IFNAR阻害薬(IFNARi)を用いてISGsの誘導活性への影響を調べた。その結果、IFNARiによりAdMVsのtype I IFN誘導能は著明に阻害され、IFNARの関与が示唆された。
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