2021 Fiscal Year Research-status Report
新たな2型糖尿病腎線維化モデルの開発および解析から迫る糖尿病腎症病態
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19K18015
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
水沼 有威子 獨協医科大学, 医学部, 助教 (80784008)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 2型糖尿病 / 臓器線維化 / 糖尿病腎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
新たな2型糖尿病腎線維化モデル動物となり得るCD-1db/dbマウスは前任の金沢医科大学にて作製した(戻し交配により12世代目まで作製)。腎臓以外に、心臓や肝臓においても高度な線維化を呈することも示した。前年度に報告したように、本学におけるCD-1db/dbマウスの確立のためにCD-1db/mマウスの復元を試みていたが、金沢医科大学から輸送された凍結胚自体が目的とする凍結胚(CD-1マウスと12世代目CD-1db/mの掛け合わせ)と異なっていた可能性があった。再度、金沢医科大学に依頼し必要な凍結胚を作製いただき、本学に輸送いただいた。現在、本学にてCD-1db/mマウスの復元を進めており、CD-1db/mマウスが得られたらそれらを交配させCD-1db/dbマウスを得る予定である(凍結胚が正しければ本学で得られるCD-1db/dbマウスは13代目となる)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度同様に本学でのCD-1db/dbマウスの確立ができていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
前述のように再度目的とする個体復元を試み、CD-1db/dbマウスを得られれば当初予定していた研究計画を進める。復元が困難であると判断した場合は、金沢医科大学に現在も生存している12世代目CD-1db/mマウスを個体での移送を依頼する。それも困難となる場合は、金沢医科大学で行っていた戻し交配を1代目からやり直すかを検討する。
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Causes of Carryover |
前述のように、本学でのCD-1db/dbマウスの確立ができていないため。再度輸送いただいた凍結胚の復元操作や、CD-1db/mマウス個体での移送を依頼する場合に必要となる費用、計画していた実験を進められるようになった際に必要となる試薬や解析ソフト、消耗品等に費用がかかる。
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