2022 Fiscal Year Annual Research Report
神経芽細胞腫の治療後再発予防に対するAcyclic retinoidの研究
Project/Area Number |
19K18053
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
石橋 脩一 島根大学, 医学部, 客員研究員 (70834795)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 神経芽細胞腫 / Acyclic retinoid |
Outline of Annual Research Achievements |
神経芽細胞腫(以下NB)に対するacyclic retinoid(以下ACR)の有用性についてin vitroで検証を行った。有用性についてはall-trans-retinoic acid(以下ATRA)、13-Cis-retinoic acid(以下、13-Cis RA)とcell viability、MYCNの発現低下、cell cycleの停止について比較検討を行うことで示す。単剤では有意差をもって有用性を示すことはできなかったが、過去報告も踏まえ、ATRAがMYCNの上流に位置するALKの発現を抑えることから、レチノイン酸の併用(ATRA+13-Cis RA、13-Cis RA+ACR、ATRA+13-Cis RAの混合投与)についても検証を行っている。現在、単剤および併用でのcell cycleおよびMYCN発現についてwestern blottingを施行中である。研究全体として、cell viabilityおよびリアルタイムPCRでのMYCN発現についての検証は終えたが、ACRの有効性は確認できず、追加実験を施行中である。
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