2019 Fiscal Year Research-status Report
Oncological assessment of stent placement for obstructive colorectal cancer
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19K18165
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
高橋 吾郎 日本医科大学, 医学部, 助教 (70637818)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大腸ステント留置 / ctDNA上昇 / EMT誘導 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は以下の3項目である。1)SEMS留置前後でCTC数が変化するかどうか明らかにする。2)SEMS留置前後で腫瘍の質が変化するか明らかにする。3)SEMS留置前後で循環DNA量が変化するかどうか明らかにする。 2019年度は、主に課題2、3の予備実験に時間と経費を費やした。2に関しては、hypoxiaマーカー(HIF-1α, VEGF)、EMTマーカー(Snail, Twist, Vimentin, E-cadherin, N-cadherin, ZEB1/2)、およびEMT関連microRNA(miR-200 family)の発現の変化を確認する実験であるが、miRNAの発現解析の予備実験はできていないが、その他の項目に関しては、PCR条件等もクリアし患者サンプルでも実験可能な状態である。 3に関しては次世代シーケンサーで腫瘍の網羅的な変異情報を得る、予算が足りず、主にKRAS変異型が確定しているもののみの実験となっている。 1.に関しては、CTC検出機器であるIon Torrent LiquidBiopsy Platformの試薬が手に入らない状況で、予備実験が進んでいない状況である。このまま状況が完全しない場合には、代替案を検討する必要があると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1.に関して、CTC検出機器であるIon Torrent; LiquidBiopsy; Platformの試薬が調達できない場合には、代替案を検討する必要があると考えている。
2.3に関しては、ヒトサンプルで実験可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.に関しては試薬が購入でき次第、予備実験を再開する。 2.3.に関しては、患者サンプルの収集に努め、適宜PCRをかけて結果を蓄積していく。2021年の外科学会、消化器外科学会で研究の成果の一部を発表できるように準備を進める。
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