2019 Fiscal Year Research-status Report
静水圧加圧三次元積層体シートによる先天性肺動脈狭窄に対する脱細胞パッチの開発
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19K18180
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金谷 知潤 大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50793262)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 静水圧加圧シート / 脱細胞 / 肺動脈移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
協力施設である横浜市立大学が、静水圧加圧シートの最適化を行い、現在進行中である。協力施設で作成した静水圧加圧シートを当科で脱細胞化し、ブタの動物実験を行った。今年は計3頭のブタの肺動脈に脱細胞化したシートを移植した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ブタへの移植を順調に行えている。本年度は3頭に移植し、パイロットスタディのような形で移植を実施した。移植パッチの強度が問題であり、協力企業とコラーゲンシートの併用を考慮しているが、COVID19の影響で3月の進捗はなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
静水圧加圧シートの強度を増強させるような最適化を行い、それをブタに移植し、組織解析、安全性などを検討する。
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Causes of Carryover |
大動物実験の継続と、さらなる組織解析が必要である。また、学会発表や、協力施設とのミーティングなどの旅費も必要となり、引き続き次年度も研究を進めていく。
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