2019 Fiscal Year Research-status Report
デクスメデトミジンによる外傷性脳損傷後の術後認知機能障害軽減効果の検討
Project/Area Number |
19K18300
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
齋藤 菜摘 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (20737382)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 術後認知機能 / 単球由来マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
外傷性脳損傷による脳脊髄関門の破綻により末梢血中から脳内に流入した単球由来マクロファージ/ミクログリアが、全身麻酔投与に伴い再活性化し術後認知機能障害を引き起こす機序を解明した。また、術後認知機能障害発生を抑制し、認知機能を保持する新規の全身麻酔戦略を発見し、今後実際の臨床現場に発展できる知見を得た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初計画していた仮説が事実と矛盾なく、論理性を保ち実証できた。現在論文作成を進めているところである。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初計画していたデータは一定数収集できたため、今後は学術学会での報告および論文掲載に向けて準備を進める。
|
Causes of Carryover |
現在英語論文作成中であり、英文校正や掲載料に使用する予定である
|
Research Products
(1 results)