2021 Fiscal Year Research-status Report
メンブレントラフィックに着目した新たな疼痛メカニズムの解明
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19K18303
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
寺田 雄紀 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (90745431)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 疼痛関連因子 / メンブレントラフィック |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに得られてきた結果に基づいて、Snx-KOマウスを中心に研究を行った。さらに、共同研究では、アルツハイマーモデルマウス、筋委縮性側索硬化症モデルマウス等を使用して実験と解析を行った。 計画通り、Snx-KOマウスにおける脊髄後根神経節 (DRG)、脊髄レベルでの解析を行いながら、特に昨年度はDRGから皮膚表皮レベルのより末梢レベルに着目して実験と解析を行った。また、共同研究にてアルツハイマーモデルマウス、筋委縮性側索硬化症モデルマウスでは、メンブレントラフィック因子の一つであるカベオリンを投与しての脳および脊髄レベルでの変化を調べた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね当初の計画通り研究がすすんでいる。計画での予想とは異なった実験結果が得られた部分もあり、一部は予定以上の研究内容の広がりを見せている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、疼痛発生・伝達への標的遺伝子の関与のメカニズムの解明という形で、最終年度として、これまでに得られてきた結果をまとめあげる。
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Causes of Carryover |
当初の計画より研究消耗品等の購入が少なく進行した。最終年度として、実験結果をまとめあげるため追加実験も多く必要となることが予測され、消耗品購入に使用する予定である。
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