2022 Fiscal Year Research-status Report
VR(virtual reality)の慢性神経障害性疼痛への効果と作用機序解明
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19K18306
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
濱岡 早枝子 順天堂大学, 医学部, 助教 (80812437)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 慢性神経障害性疼痛 / virtual reality / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
適応となる対象者に対してVR体験の研究を施行し、データを収集・結果を分析した。結果を論文として発表するための準備を進めている。 設定したVRプログラムに関して、途中で飽きてしまうためVR世界への没入感が減少していくという意見が複数の対象者から得られた。また、映像が脳裏に焼き付いてかえって痛みが悪化した、めまい感が出現したといった理由で脱落した例も認めた。上記の意見を踏まえて、プログラム開発者と疼痛緩和に適切なプログラムの内容に関して検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
適応となる慢性神経障害性疼痛の患者は比較的高齢者が多く、VR機器やVRプログラムなどに抵抗を感じて参加を拒否する症例も少なからずあった。症例を集めるのに難渋すると共に、VRプログラム自体の問題点も明らかとなってきたため、積極的に研究を進めにくい状況となった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで研究に参加した症例について、脱落例も含めて結果を分析・評価し、論文として発表する。 VRプログラム内容の変更が必要と思われるが、今年度内に新しいプログラムを製作して二次的な研究を行うことは時間的に困難と考えられる。今後の新たな研究計画に向けて、現プログラムの問題点と今後改善すべき点について、プログラム開発者と検討を進めていく予定である。 さらに、高齢者でもVR機器の利用を受け入れやすくするために、機器の種類や使用方法などについても工夫を図っていく必要があると考える。
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Causes of Carryover |
結果の解析や論文作成が予定より遅れており、そのために使用予定であった分が繰越となった。 今後は、結果の解析に必要な統計ソフトの購入、英語論文作成や学会発表に当たって必要となる諸経費に使用する予定である。
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