2021 Fiscal Year Annual Research Report
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)における酸素ナノバブル経静脈投与の有効性の検討
Project/Area Number |
19K18332
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
吉田 圭佑 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00769573)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 酸素ナノバブル / 急性呼吸窮迫症候群 / ARDS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、酸素ナノバブルの抗炎症効果を、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)モデルラットにおいて調べることである。ARDSラットモデルを作成し、酸素ナノバブルを尾静脈より投与したラット(n=6)と、生理食塩水を投与したコントロール群(n=6)にわけた。その後4時間における動脈血酸素分圧、平均血圧、炎症性サイトカインを測定、記録し比較した。動脈兼酸素分圧、平均血圧、TNF-α、インターロイキン6について、2群間で差を認めなかった。今回使用した酸素ナノバブルの量では、ARDSモデルラットにおける抗炎症効果は確認できなかった。なお、この研究結果については、下記の医学雑誌に発表した。 Yoshida K, Ikegami Y, Obara S, Sato K, Murakawa M. Investigation of anti-inflammatory effects of oxygen nanobubbles in a rat hydrochloric acid lung injury model. Nanomedicine (Lond.) 2020;15:2647-2654.
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