2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K18352
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
趙 晃済 京都大学, 医学研究科, 講師 (00706707)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 敗血症 / 肥満症 / 脂肪細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は2019年度に行ったnormal chowマウスでの敗血症モデルの解析を、高脂肪食負荷マウスで行うことを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で研究活動に制限が生じ、検討はpreliminaryなものに留まり十分な数の検討が得られなかった。年度を延長し引き続き上記について取り組んでいく。2021年度は期間を延長して行った。前年度同様、依然コロナウイルス感染症の影響により研究活動に制限が発生し、安定的な実験活動に支障を生じた中での検討にとどまった。限られたNでの検討になるが、得られたノックアウト群と対照群高脂肪食負荷においてノックアウト群では体重が軽い傾向があり脂肪細胞の代謝経路に関係する可能性が示唆された。またN不足であるが、敗血症モデルにおいてノックアウト群で死亡率が低い傾向が得られたが統計学的には有意な差は見られなかった。これらのpreliminaryな結果ではあるが、当初の仮設に従って、期間を延長して引き続き上記検証を続けていく。2022年度は引き続き新型コロナの影響がある中での研究となった。2021年度に得られた、ノックアウト群と対照群高脂肪食負荷においてKO群で体重が軽い傾向についてNを増やして再検証した。また脂肪細胞を用いて関係する脂肪代謝経路についての検討を計画した。 その結果、死亡率においては前年同様に有意な差は見いだない結果となった。そこで二次的なエンドポイントとして臓器障害にフォーカスして考察を加える必要があると考えられた。また脂肪細胞については分化誘導に関する因子をノックダウン有無で比較検討を試みたが分化誘導がうまく機能せず実験系を見直しているところである。
|