2020 Fiscal Year Research-status Report
エビデンスに基づく熱中症の診療指針の確立に向けての疫学調査と分析
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19K18365
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
神田 潤 帝京大学, 医学部, 助手 (10568877)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 重症熱中症 / Active Cooling / Heat related illness |
Outline of Annual Research Achievements |
日本救急医学会熱中症及び低体温症に関する委員会の疫学調査主管施設の研究責任者として、全国の救命救急センターなど143施設の協力を得て1032症例のデータを収集した。これまでに行われた疫学調査と合わせて、重症熱中症の病態について研究を行う予定である。 特に積極的な冷却法(Active Cooling)の有効性を実証する解析を行った。 これまでの疫学調査のデータを参考にして、各種先行研究を吟味した上で、COVID-19流行下における熱中症診療についての提言をまとめた。 また、海外施設との合同疫学調査の契約を締結した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
疫学調査の実施と分析が順調に進み、応用的な研究にも取り組んでいる
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに実施した疫学調査に加えて、腸内細菌叢や熱中症の予防システムなど発展的研究に取り組む方針である。
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Causes of Carryover |
疫学調査の実施状況と今後の計画を勘案しているため
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