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2021 Fiscal Year Research-status Report

頭蓋縫合早期癒合症の病態における骨芽細胞の分化とその役割

Research Project

Project/Area Number 19K18431
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

吉岡 史隆  佐賀大学, 医学部, 助教 (30620249)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords頭蓋縫合早期癒合症 / 骨芽細胞
Outline of Annual Research Achievements

本年度は非症候群性頭蓋縫合早期癒合症の患児2名と症候群性頭蓋縫合早期癒合症(Pffeifer症候群)1名から骨標本を採取することができた。
骨標本は一部は脱灰後パラフィン包埋し、一部は間葉系幹細胞用培養液にて培養し、凍結保存することができた。
これまでに蓄積された症例を含め、症候群性頭蓋縫合早期癒合症3例、非症候群性頭蓋縫合早期癒合症3例の症例で骨標本を採取できている。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、一時は新規症例が全くない状況に陥ったが、ようやく近隣他県より新規症例が増えてきており、症例の蓄積が得られ始めている。
また、採取、培養した細胞群より間葉系幹細胞の抽出に取り組んでいるが、大量の線維芽細胞を含んでおり、処理に難渋している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

元来希少疾患である頭蓋縫合早期癒合症であるが、新型コロナウイルス感染拡大以前は近隣県からも患者が受診することで、手術症例は定期的にあり、手術検体から研究へ利用が可能と考えられたが、一時的に県外からの受診が停止したため、新規症例の蓄積が得られなかった。最近になり、ようやく症例が徐々に蓄積されてきたため、新規症例も交えて研究を進めることができる環境となりつつある。

Strategy for Future Research Activity

引き続き新規症例の免疫組織学的検索を進めるとともに、間葉系幹細胞の単離を試みていく。

Causes of Carryover

新規症例が少なく、実験に必要な試薬が少なかったため、次年度への繰り越しが生じている。新規症例が増加傾向にあるため、次年度では使用する試薬の量が増えると想定される。細胞培養や実験に使用する試薬を購入する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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