2019 Fiscal Year Research-status Report
関節軟骨の内軟骨性骨化による菲薄化の証明と変形性関節症との関連性
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19K18465
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
柳樂 慶太 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (00759516)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 変形性関節症 / 軟骨下骨 / 軟骨内骨化 / 組織学 |
Outline of Annual Research Achievements |
SDラットの軟骨内骨化による軟骨の菲薄化と軟骨下骨板の変化に対して以下1-3にわけ研究を行っているがいずれも順調に進んでいる。 1.加齢の影響をみる研究では、月齢12ヵ月まで非脱灰標本作製が完了し、計測を始めているところである。また目標の18ヵ月齢も現在標本作製中である。 2.外科的手術の影響をみる研究では、術後2,7,14,28,56日目の標本を作製が完了した。今後は組織学的評価の段階に至った。 3.外科的手術に薬剤が与える影響をみる研究では、2の結果と予備実験の結果を踏まえ、術後2,14,56日目のタイムポイントに絞って評価することとした。現在、薬剤投与実験はすべて完了し、現在組織作製中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初は1.加齢、2.外科的手術+薬剤投与の実験のみを予定したが、1.加齢、2.外科的手術のみ、3.外科的手術+薬剤投与の3つの実験に増やした。また2.3の実験では免疫染色の評価も追加した。そのため、必要ラット数が増加、経費も大幅に増加したが、日程は遅れることなく経過しているため経過はおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
完成した組織標本の評価を順次行い、まとめて国際学会発表、国際雑誌への投稿準備を行う。
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Causes of Carryover |
現在作製中の標本の作製費用が順次請求されるためその支払い使用する予定である。また、新潟の骨形態計測研究所での組織評価、解析のための国内交通費等にも使う予定である。
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