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2019 Fiscal Year Research-status Report

成長軟骨板損傷の定量的予後判定の確立と成長軟骨板再生医療の開発

Research Project

Project/Area Number 19K18507
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

西田 敦士  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50788651)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords成長軟骨板損傷 / 成長障害 / 高磁場MR画像撮像装置 / 成長軟骨板再生 / 多血小板血漿
Outline of Annual Research Achievements

小児における外傷では,実に15~30%の成長軟骨板損傷があり,広範囲の損傷では将来的に四肢の成長障害や変形につながり,重篤な後遺症を生じる.この損傷の問題点として,①早期の段階で成長障害や変形の程度を予測する評価法がない,②変形の原因となる骨性架橋形成を生じても外科的切除や矯正の手法しかない,ことが挙げられる.しかし,従来の早期診断と予後判定が困難であった病態に対し,7.0テスラの高磁場MR画像撮像装置を用いて,超早期の段階で動物モデルにおける成長軟骨板損傷を詳細に評価することが可能になった.成長に伴い自家矯正される機序を解明することにより,自家矯正される損傷かどうかをMR画像で判定し,外科的治療が必要であれば,早期に介入が可能となる.さらに,成長軟骨板再生に向けて,これまでの研究テーマであるPRP(Platelet-Rich Plasma: 多血小板血漿)とゼラチンハイドロゲルを用いた再生医療の手法を導入することにより,後の侵襲を伴う頻回の外科的治療を回避し,重篤な後遺症を生じない新たな治療法の開発を目的とする.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

大学院生の不在により動物実験実施者が不足していたため、動物実験についてはまったく進まなかった。

Strategy for Future Research Activity

令和元年度の残額と令和2年度の研究費を用いて骨性架橋切除部に骨蝋を充填する群(従来群)とPRP含有ゼラチンハイドロゲルを充填する群(PRP群)の白色家兎モデル作製を行い、単純X線像とMR画像による形態学的評価を行う。組織学的評価も同時に行い、PRPの効果を判定する。またシークエンスを変えてMR画像による質的評価を進めていく。

Causes of Carryover

大学院生の不在により動物実験実施者が不足していたため、動物実験についてはまったく進まなかった。
令和元年度の残額と令和2年度の研究費を用いて骨性架橋切除部に骨蝋を充填する群(従来群)とPRP含有ゼラチンハイドロゲルを充填する群(PRP群)の白色家兎モデル作製を行い、単純X線像とMR画像による形態学的評価を行う。組織学的評価も同時に行い、PRPの効果を判定する。またシークエンスを変えてMR画像による質的評価を進めていく。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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