Combination of hyaluronic acid and platelet rich plasma injection for knee osteoarthritis

2022 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K18518
• Research Institution: Hirosaki University
• Principal Investigator: 飯尾 浩平 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (70613488)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: 二重盲検無作為化試験 / 変形性膝関節症に対する関節内注射 / PRPとヒアルロン酸の相乗効果

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、多血小板血症(PRP)、ヒアルロン酸(HA)、PRPとHAの併用療法の3群間での二重盲検無作為化試験である。研究参加希望者の適応を確認後、同意書を取得しエントリーする。その後割り付けられた薬を5回関節内投与を行い、治療前、1週後、12週後、24週後でのアンケート記載による評価により、3群間の比較を行う。1回目と5回目の関節内投与時には、関節液の採取も同時におこない、凍結保存する。保存した検体は、後日まとめてプロテオーム解析を行う。
90名募集予定の臨床研究を開始し、2023年3月31日までに被験者54名がエントリーし、53名が研究開始した。昨年度の報告時24名がエントリーし、21名が研究開始していたので、1年で約30名の研究がすすんだ。コロナ禍でスタートがうまくいかず現時点でまだ、30名程度被験者が足りないため、延長申請をし、新聞媒体を用いた広報も行った。次年度内に90名終了をめざし引き続き臨床試験を継続中である。
また、患者から採取した関節液の内、2回とも十分量とることのできた関節液に対して、現在プロテオーム解析中である。
ドロップアウトの被験者は昨年度報告した1名のみであり、有害事象は生じていない。
研究期間の延長に関しては、特定認定再生医療等委員会での審査を行い、承認を得たため厚生労働大臣に届け出した。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

Covid -19 pandemicによる制限により、被験者の募集に制限をかけざるを得なかったため。
特に、2021年は、TOKYO　Olympicもあり、感染拡大中に東京に滞在する必要があり、研究の進行に大きな支障を生じた。
2022年度は、当初の予定どおりの被験者の登録ができている。

Strategy for Future Research Activity

引き続き被験者を公募し、臨床研究を継続する。
採取し冷凍保存している関節液は、研究協力者の分子生態防御学講座多田羅洋太氏に依頼し、
プロテオーム解析を行っている。得られた結果を基に、ターゲットを絞った検証を検討している。

Causes of Carryover

臨床研究が継続中であり、引き続き備品の購入を要するため