2021 Fiscal Year Research-status Report
エーラス・ダンロス症候群における脊椎病変の病態解明・治療法の確立
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19K18532
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
上原 将志 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (30748108)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 病理所見 |
Outline of Annual Research Achievements |
基礎的研究において、Chst 14ノックアウトマウス12匹、野生型16匹の1歳齢マウスの脊椎標本を作製した。 HE染色、トルイジンブルー、サフラニンO染色により、椎体及び椎間板を中心に観察を行った。 ノックマウスにおいて、髄核が前方に偏りつぶれている所見、終板と成長板の組織が薄い所見、前方の線維軟骨が垂直化する所見がみられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1歳齢のノックアウトマウス作成がほぼ完了しており、標本の作製が順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後マウス脊椎の病理所見において野生型との比較をさらに細かく実施する予定である。 また、マウスCT撮影画像でみられる脊椎変形と組織像との関連についても評価を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため学会発表の機会が減少したため。 今年度の学会への参加及び研究成果を発表を予定している。 解析が完了したマウスの雄が比較的少ないため、数匹のマウス脊椎の解析を追加する。
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Research Products
(1 results)