2022 Fiscal Year Research-status Report
エーラス・ダンロス症候群における脊椎病変の病態解明・治療法の確立
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19K18532
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
上原 将志 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (30748108)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | エーラスダンロス症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
疾患モデルマウス(Chst14-/-)を用いて、1歳齢マウス脊椎を病理学的に椎体の骨梁比を評価した。 homo 13匹, WT15匹を比較検討した。椎間板組織の変化はChst14-/-:7匹(58.3%)、Chst14+/+:3匹(18.8%)に認め、Chst14-/-で有意に多かった(p=0.0497)。X線上の脊椎変化はChst14-/-:6匹(50.0%)、Chst14+/+:2匹(12.5%)に認め、Chst14-/-で有意に多かった(p=0.0441)。マウス椎体の平均骨梁比は、Chst14-/-:24.6%、Chst14+/+:30.6%で、Chst14-/-で有意に小さかった。また、CT撮影を行い、マウス脊椎の後弯角を継時的に計測した。野生型に比べ疾患モデルマウスでは、経年的に後弯角が継時的にも大きくなっていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果に関する学会発表がコロナ禍の影響で制限されていたため。
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Strategy for Future Research Activity |
ノックアウトマウスを用いた基礎的研究に関する結果をまとめ、学会発表及び論文発表を進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナ窩で学会活動が制限されていたため。 今年度は研究成果に関する学会発表および論文発表のための学会参加費、旅費、論文校正費等に使用する計画である。
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Research Products
(1 results)