2020 Fiscal Year Research-status Report
development of new assay for detecting circulating prostate cancer cell using new measuring system for circulating tumor cells
Project/Area Number |
19K18563
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
加藤 琢磨 香川大学, 医学部, 助教 (70625673)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / 循環腫瘍細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
「単離細胞標本、単離細胞標本の製造方法、及び目的細胞の検出方法」として特許(PCT/JP2019/027690)の出願ができた技術を用いてCTC検出の実験を進めている。本実験系は酸素プラズマの表面処理にてプラスチック基板上の親水性のコントロールし、前立腺癌細胞株(PC-3)の単相配列の処理後二日以内であれば、室温にて免疫染色、顕微鏡での観察が行えることが確認できている。また、本実験系におけるサイトケラチン、DAPI、CD45の染色は下記の濃度設定が指摘あることが分かった。PBS 3000μl,DAPI 60μl、CK-PE 60μl、EpCAM-Alexa488 60μl、CD45-Alexa647 100μl(total 3280μl)。サイトケラチン、DAPI、CD45を用いてPC-3添加疑似血液による循環腫瘍細胞の観察が確認することができており、この結果を現在論文にまとめている。
CK、EpiCAM、CD45の発現について独自開発のソフトウェアにて解析が可能か現在検討中である。実験系の再考を行い明視野にて細胞を確認する系、自動count法の開発などが課題となっている。また、single cell pickingの技術開発も並行して進めており、CTCのlive cellの抽出が可能となるか検討中である。
本実験系は血液以外への応用も可能と考えており、尿中の腫瘍細胞を確認する「尿細胞診」との比較研究を行うべく、研究計画を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基礎的検討の成果を論文化するべく準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウイルスの影響でcell search systemが再度休止となった。そのため、本研究の技術が他の分野に応用できないか検討している。液体中の腫瘍細胞が同定可能であり、尿中腫瘍細胞の検討に本研究を応用できないか検討し、実験のフィールドの拡張を行うこととした。
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Causes of Carryover |
研究の遂行に必要であったため。
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Research Products
(1 results)