2020 Fiscal Year Research-status Report
Exploration of therapeutic strategies for nocturnal polyuria using a novel animal model
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19K18582
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
関井 洋輔 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (70824770)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 夜間多尿 / 動物モデル / マウス / NCC / 遠位尿細管 |
Outline of Annual Research Achievements |
19週齢C57BL6/J雄マウスを薬剤Xの投与の有無と塩分負荷有無の4群に分類し検討した。 aVSOP法でヒトの夜間多尿指数に相当する非活動期尿指数(DPi, Diurnal Polyuria index=非活動期尿量/1日尿量)を算出し、薬剤Xの有無で塩分負荷時のDPiの増加が異なることが判明した。その原因の一つに腎でのナトリウム排泄リズムを考え、代謝ケージを使用し、非活動期、活動期のNa排泄を測定した。その結果、薬剤Xの有無で塩分負荷時のナトリウム排泄リズムが異なること分かった。 さらに、現在ナトリウム排泄リズムの変化を引き起こす機序として、まず時計遺伝子に注目したが、per1,per2,BMalのPCRで4群で有意な差を認めなかった。 そこで腎の様々なNa制御トランスポーターである遠位尿細管NCC,集合管ENaC、AQP2についてウエスタンブロット法で検討しpNCCが重要な制御因子であることがわかってきている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物モデルの実験であり環境の安定、再現性の維持に難渋していたが、再現性に安定してきている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後遠位尿細管のNCCに関連する経路を検討し、夜間多尿の機序を解明する。さらにそれらを阻害することで夜間多尿への影響、治療になりえるか検討する。 そして、マウスで判明した機序がヒトにあてはまるのか検討し、夜間多尿の治療法、治療マーカーを探索する予定としている。
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Causes of Carryover |
研究を進めていくうえで必要に応じて研究費を執行したため、当初の見込み額と執行金額が異なった。
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Research Products
(2 results)