2019 Fiscal Year Research-status Report
SGLT2糖輸送経路に着目したAR抑制による前立腺癌増殖抑制機構の解明
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19K18590
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
星 誠二 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70813137)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / SGLT2 |
Outline of Annual Research Achievements |
前立腺癌細胞株でアンドロゲン受容体(AR)陽性であるLNCaPとAR陰性細胞株であるPC3、Du145においてSGLT2受容体の発現レベルをmRNA、タンパクレベルで確認した。細胞については実験操作の関係で予定と若干変更している。 SGLT2阻害薬による細胞増殖はAR陽性陰性にかかわらず確認でき、有意に糖取り込みが低下していた。薬剤の細胞増殖抑制効果については、WSTassayで細胞増殖能の評価を行い、薬剤濃度を変化させ作成した生存曲線から算出したEC50で判定した。糖取り込みについては14C-αAMGの取り込み量を測定したが、SGLT2阻害薬により糖取り込みは低下していた。siRNAによるノックダウンでSGLT2阻害薬と同様の糖取り込みの低下と細胞増殖抑制が生じた。またARとSGLT2との相互作用についてAR、SGLT2の発現解析を行い、相互関係について調査している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
SGLT2のプライマーや抗体の選定に時間がかかったこと、海外物品(細胞や薬品)の輸入に時間がかかり実験が行えない期間があった。遺伝子編集に関する作業に遅れがある。
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Strategy for Future Research Activity |
SGLT2の過剰発現およびノックアウトが細胞増殖や糖代謝に与える影響について調査し、SGLT2の発現レベルによりAR発現が変化するかを調査する。またSGLT2の発現レベルによりSGLT2阻害薬の効果が変化するかについても評価を行う。 vivoでも腫瘍モデルを作成しAR受容体とSGLT2受容体の相互関係について調査する。
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Causes of Carryover |
実験の遅延に伴い、消費物品の購入費用が少なくなった。 余剰経費は次年度の実験物品購入費に充てる。
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