2019 Fiscal Year Research-status Report
Molecular mechanism of impaired glucose tolerance in gestational diabetes mellitus
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19K18643
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
渡邉 真由 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20794332)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 妊娠糖尿病 / Galectin-9 |
Outline of Annual Research Achievements |
Galectin-9 (gal-9) はT cell immunoglobulin mucin-3 (Tim-3) のリガンドとして活性化Th1細胞をアポトーシスへ誘導し、1型糖尿病、糖尿病性腎症、糸球体腎炎への治療効果が証明されている。本研究では、妊娠糖尿病 (gestational diabetes mellitus: GDM) 妊婦とGDMモデルマウスにおいてgal-9とGDM発症との関連を検討すること、GDMモデルマウスへgal-9蛋白を投与することによって耐糖能異常に対する治療効果を検討することの2点を目標としている。現在、耐糖能正常妊婦、GDM妊婦、糖尿病合併妊婦の研究対象者の登録、および検体の採取・解析を進めている。また、GDMモデルマウスの各種臓器におけるgal-9の発現検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していたヒトおよびGDMモデルマウスにおけるgal-9の関与について、予定どおり進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
継続して、ヒトおよびGDMモデルマウスにおけるGDM発症とgal-9の関与について解析を進めていく。
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Causes of Carryover |
当該年度の計画については予定どおり進捗しているが、研究を遂行していく中で、実験動物飼育維持費、分子生物用試薬、免疫染色試薬などについて、次年度も継続して相当の費用がかかることを見込み、残額が生じている。 また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から学会発表が中止となったことから、当該経費分についても残額が生じたが、次年度は研究成果を行う予定としており、当該出張旅費にあてる。
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