2020 Fiscal Year Research-status Report
妊娠高血圧腎症の発症予知方法確立および低用量アスピリン内服による発症予防効果検証
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19K18653
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
徳中 真由美 昭和大学, 医学部, 講師 (10643710)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 妊娠高血圧腎症 / アスピリン |
Outline of Annual Research Achievements |
妊娠高血圧症候群発症ハイリスク妊婦の妊娠初期スクリーニングに関して、ヨーロッパ(英国)からの既存報告と同様のリスク抽出方法を用いて日本人を対象として実施した際の正診率に関して、論文報告することができた。(M Goto, M Tokunaka, et al. Hypertension Research, 2020) また、妊娠高血圧症候群発症ハイリスク妊婦の妊娠初期スクリーニング方法とアスピリンによる予防について、Reviewを投稿した。(M Tokunaka, et al. Donald School Journal of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology, under submission) 妊娠高血圧腎症発症ハイリスク妊婦の妊娠初期スクリーニングとハイリスク妊婦への低用量アスピリン投与による予防効果確認の国際的共同研究(FORECAST研究)はすでに開始されている。その上で我々は妊娠11-13週に採血した検体を用い網羅的な血清中蛋白発現の定量的解析、ハイリスク妊婦を抽出するためのより感度の良いバイオマーカーの抽出を行う。 昭和大学で2019年10月から症例登録を開始し、まずはハイリスク妊婦だとしてもアスピリン非投与群とする症例の登録を行った。また、2020年6月から、ハイリスク妊婦にはアスピリン投与とする症例の登録を開始している。2021年4月までで1058例の症例が登録されており、アスピリン非服用群として391例、アスピリン服用群として667症例を登録した。 また、ハイリスク妊婦としてアスピリン内服対象開始した症例が2021年4月の段階で58症例登録されている。新型コロナウイルス感染症の影響で症例登録が予定よりも時間がかかっており、症例登録は2022年上旬まで継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
妊娠高血圧腎症発症ハイリスク妊婦の妊娠初期スクリーニングとハイリスク妊婦への低用量アスピリン投与による予防効果確認の国際的共同研究(FORECAST研究)はすでに開始されている。2020年10月から当院での症例登録を開始し、2021年4月までで1058例の症例が登録されている。そのうち、アスピリン非服用群として391例が、またアスピリン服用群として667症例を登録した。ハイリスク妊婦としてアスピリン内服対象開始した症例が2021年4月の段階で58症例登録されている。新型コロナウイルス感染症により国際共同研究での症例登録が予定より遅滞しており、2022年上旬まで継続する予定となっている。当院での症例登録は順調であるが、今後感染症の状況によっては遅滞する可能性もある。
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Strategy for Future Research Activity |
妊娠高血圧腎症発症ハイリスク症例の検体が集まってきていることから、症例登録と並行して今年度から採血データの解析を開始できる予定である。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で症例登録が予定よりも時間がかかっており、国際共同研究での症例登録は2022年上旬まで継続する予定でとなっている。当院でも症例登録も当初の予定よりも 時間がかかる可能性がある。 また、今年度の新型コロナウイルス感染症の状況により、研究室での勤務・研究実施が困難となる場合には、データ解析の実施に時間がかかったり、2022年度に解析開始が延期となる可能性もある。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で学会が中止・延期となり、学会報告のための学会参加費・旅費などの予算が必要なくなった。また、研究補助員の研究室勤務が困難となり、謝金が必要なくなった。 今年度はオンラインで実施される学会への参加を予定しており、研究成果報告を行う予定としている。また、感染状況を鑑みながらではあるが、データ解析を行える見込みであり、データ解析に研究費を使用する予定である。
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Research Products
(6 results)