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2019 Fiscal Year Research-status Report

遺伝環境要因と児の出生体重に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19K18659
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

岩間 憲之  東北大学, 大学病院, 助教 (90755597)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords出生体重 / 遺伝環境要因 / 疫学研究 / 出生コホート研究
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は、3世代コホート調査において22,493組の妊婦とその家族計73,500人の登録が終了し、出生した児23,114人のデータを収集した。児の出生体重予測式を構築するため、収集データのうち、妊娠初期および妊娠中期の妊婦のデータ、および児のデータを抽出した。妊婦のデータとして、年齢、身長、妊娠前の体重、妊娠初期および妊娠中期の体重、分娩歴、過去の妊娠・分娩での妊娠高血圧症候群や低出生体重児分娩歴の有無、今回の妊娠成立方法(自然妊娠、排卵誘発や人工授精、体外受精や顕微授精といった生殖補助医療技術)、妊婦本人の出生体重を抽出した。さらに、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、全身性エリテマトーデスといった既往歴に関する情報、喫煙、飲酒状況のデータを抽出した。喫煙情報については、“喫煙したことが無い”、“妊娠前に禁煙した”、“妊娠判明後に禁煙した”、“妊娠中も喫煙している”に分類した。飲酒の情報については、“体質的に飲酒できない”、“ほとんど飲酒しない”、“禁酒した”、“妊娠中も飲酒している”に分類した。妊婦健診のデータから妊娠初期および妊娠中期の収縮期血圧、拡張期血圧を抽出した。高血圧治療ガイドライン2019をもとに、収縮期血圧を“<120 mmHg”、“120-129 mmHg”、“130-139”、“>=140 mmHg”に、拡張期血圧を“<80 mmHg”、“80-89 mmHg”、“>=90 mmHg”に分類した。また、妊娠中期の予測モデル構築で使用するため、妊娠18週以降の胎児超音波検査による胎児推定体重のデータを抽出した。アウトカムを児の出生体重がSmall-for-gestational age (<10パーセンタイル)であることとした。Small-for-gestational ageを定義するため、児の出生体重および性別のデータを抽出した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通りの進捗である。3世代コホート調査において、本研究課題に必要なデータの収集を終えた。現在は、妊娠初期および妊娠中期のデータを利用した児の出生体重の予測モデルを解析中である。具体的には、「5.研究実績の概要」で記載した変数を説明変数、アウトカムをSmall-for-gestational ageとした多重ロジスティック回帰分析を行い、妊娠初期および妊娠中期の予測モデルを構築中である。

Strategy for Future Research Activity

3世代コホート調査において、妊娠初期および妊娠中期のデータを使用した、児の出生体重の予測モデル構築について、解析を進める。妊娠初期の予測モデルと妊娠中期の予測モデルを比較することで、予測精度向上の有無を検証予定である。

Causes of Carryover

次年度使用額は今年度の研究を効率的に推進したことに伴い発生した未使用額である。令和2年度請求額と合わせて令和2年度の研究に使用する予定である。

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Published: 2021-01-27  

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