2021 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the pathophysiology of neurological olfactory disorders associated with eosinophilic chronic rhinosinusitis
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19K18723
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| Research Institution | Teikyo University |
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Principal Investigator |
籠谷 領二 帝京大学, 医学部, 助教 (90707762)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 好酸球性副鼻腔炎 / 嗅覚 / 好塩基球 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
活性型ビタミンD3誘導体をマウスの耳介に塗布することによって多量のTSLP産生を誘導し、卵白アルブミン（OVA）の点鼻チャレンジと組み合わせて重度の好酸球性炎症をマウスの鼻副鼻腔に誘導するモデルを確立した。このマウスモデルでは、鼻粘膜下の好酸球浸潤に加えて、好塩基球やM2マクロファージの浸潤、2型炎症のマスタースイッチであるTSLPや2型サイトカイン（IL-4、IL-5、IL-13）、好酸球誘導ケモカイン（Eotaxin-1、Eotaxin-2）の増加、さらに嗅神経上皮の菲薄化、成熟嗅細胞の減少といった所見も認められ、ヒトの好酸球性副鼻腔炎の病態を反映したモデルと考えられた。特に嗅上皮領域については、ヒトの組織試料を得ることが難しい領域であるため、本モデルを用いた解析が、好酸球性副鼻腔炎の嗅神経系に与える影響を解明する上で有用と考えられる。
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