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2020 Fiscal Year Research-status Report

メニエール病における内リンパ水腫の発生機序解明に関する包括的研究

Research Project

Project/Area Number 19K18750
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

白石 功  近畿大学, 大学病院, 助教 (90775660)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsメニエール病 / 聴神経腫瘍 / 内リンパ嚢 / イオンチャネル / タンパク質
Outline of Annual Research Achievements

今回の研究はメニエール病患者と聴神経腫瘍患者の内リンパ嚢組織を手術により採取し、タンパク解析をおこなうことでメニエール病に対する特異的なタンパクをみつけることにありる。当初予定していた両群それぞれに20サンプルを採取する予定であったが、様々な事情により手術件数が少なくなりメニエール病群が10例対照群が5症例しか採取できなかった。まずは各郡5症例をタンパク解析を行った。
結果は、Identified proteins 2738 、Quantified proteins 2677、Meniere only 17、Cotrol only 146、Both Meniere&Contol 2514 となった。メニエール病はこれまでに特異的なタンパク質は多く報告されているためそれらを抽出し結果を解析している。
来年度はこれらの結果から特異的なタンパク質を動物実験より検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

手術件数が減り、当初予定していたサンプル数より減ってしまったことが考えられる。現在流行している感染症が一つの要因であるが、対照群である聴神経腫瘍患者はそもそも症例数が少ないこと、当科外来に来院されても手術を選択しないケース、術式が内リンパ嚢を採取できない症例があること、これらより研究期間中に当初予定していた症例数を確保できなかった原因と考える。最後の1年であるが引きつづき症例数の確保を目指していきたい。

Strategy for Future Research Activity

メニエール病と対照群でえた5症例のタンパク解析を行った。まずは文献にてメニエール病の特異的タンパク質について情報収集を行う。その結果を基に動物実験を通じて特異的タンパク質について探していきたい。

Causes of Carryover

患者数の減少によりサンプルを確保することが出来ず、タンパク解析に対する費用が少なくなった。コロナウイルスによる学会中止により旅費なども少なくなった。
今後は少ないサンプル数であるが予定通り動物実験につなげていきたい。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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