2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K18781
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
穐吉 亮平 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80572859)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大脳皮質聴覚野 / 内因性シグナル / 音刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス大脳皮質聴覚野における音刺激による内因性シグナルを安定的に取得する実験系構築を行った。カメラレンズや音刺激、解析方法などによる検討を行った。 また、大脳皮質聴覚野を覆う頭蓋は側頭部に位置するため、イメージング時にマウスが生理的な姿勢ではない点を改善するため、マウスに接着する金属製のチャンバーをオーダーメイドで作製した。in vivoによる実験を安定的に行えるよう同実験系を構築している。 また、単一細胞レベルでの音刺激に対する誘発反応を複数の聴覚野で同時に観察できる実験系を構築中であり、より生理的な反応を取得するために自由行動下での実験系構築を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
in vivoによる大脳皮質聴覚野の観察を安定的かつ円滑に行えるような実験系を構築中であり、やや時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、内因性シグナルによる大脳皮質第一次聴覚野の同定後に、音刺激に対する誘発反応を発達期と成体期、あるいは病態モデルとコントロールで単一細胞レベルで比較していく。 複数の細胞集団を観察することで空間的な分布とその活動変化をとらえる。
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Causes of Carryover |
構築した実験系を用いて、現在の実験を継続しさらに複数のデータを取得する必要があるため。 新たに構築した実験系を用いて継続して研究をおこなっていくための、物品・試薬・実験機器に充当する。
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