2019 Fiscal Year Research-status Report
In vivo analysis by heterotopic transplantation of cultured nasal mucosal epithelial cells: Efforts for further development of regenerative medicine
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19K18785
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
森野 常太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00796352)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 鼻粘膜上皮細胞シート / 免疫不全動物 / 皮下移植 / 細胞動態 / 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は中耳手術により生じた粘膜欠損部位に自己の培養鼻粘膜上皮細胞シートを移植することで、中耳粘膜を再生する治療法を開発した。動物実験による前臨床研究、ヒト臨床研究において良好な治療効果がえられているが、自家移植後における培養鼻粘膜上皮細胞シートの運命は明らかではない。本研究では鼻粘膜上皮細胞シートを免疫不全動物の皮下に移植し培養細胞の挙動を解析する。また、表皮欠損部位に対する臨床応用に向けて、表皮欠損モデルを用いた自家移植における治療効果を検討する。本研究の成果として、移植後における培養鼻粘膜上皮細胞の挙動、治療効果を明らかにすることで、本細胞治療の新しい臨床応用へと展開させる。 今年度は移植モデルの確立に向けて、ラットの背部への移植モデル系を確立した。Tg-GFPラット由来鼻腔粘膜上皮細胞シートの作製し、免疫不全ラットの背部へ皮下移植することができた。移植後の細胞の残存状況の確認に成功した。移植後の細胞の経時的な観察、免疫組織化学染色による蛋白発現の解析を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験モデルを確立し解析に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
鼻腔粘膜細胞シートの皮下移植後の組織を免疫組織化学染色で経時的に確認することで移植細胞の細胞動態を観察する。自家移植モデルを作製し鼻粘膜細胞シートの治療効果を検証する。
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Causes of Carryover |
予定していた学会の参加費および旅費について新型コロナウイルスのパンデミックの影響で中止となった。来年度にこれらの費用を割り当てるため繰越となった。
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[Journal Article] Clinical characteristics of pars tensa cholesteatoma: a comparative study of area-based classification systems proposed by the Japanese Otological Society and the European Academy of Otology & Neurofibromatosis-Otology.2019
Author(s)
M Motegi, Y Yamamoto, T Tada, M Takahashi, S Sampei, H Koizumi, T Morino, M Komori, M Miura, K Yamamoto, Y Yaguchi, Y Sakurai, H Kojima
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Journal Title
Int Adv Otol
Volume: 15(2)
Pages: 184-188
DOI
Peer Reviewed
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