2019 Fiscal Year Annual Research Report
EGFR経路とTGFβシグナル経路のクロストークに着目した新規の瘢痕抑制の研究
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19K18850
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
二出川 弘樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (60748391)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | アンフィレギュリン / 創傷治癒 |
Outline of Annual Research Achievements |
AREGノックアウトマウスを用い、角膜アルカリ外傷の創傷治癒の検討を行った。 ・直径2mmの円形の濾紙を0.1mMのNaClに浸し、腹腔麻酔下にAREGノックアウトマウス、およびワイルドタイプ(C57/B6)のマウスの角膜の中央部に1分間留置し角膜アルカリ外傷を作成した。処置後2、5、10、20日後において前眼部創傷治癒過程を観察し、創傷の治癒過程をデジタルカメラで撮影した。しかし、遺伝子型を確定することができ、実際に実験に使用できたAREGノックアウトマウスの頭数が少なかったため、また創傷のサイズ、深さにばらつきが大きかったこともあり、治癒過程に有意な差を見いだせなかった。また、AREGノックアウトマウスが十分に得られた場合、追加で以下の実験を予定していた。 ・アルカリに浸した濾紙で同様に片眼の角膜中央部にアルカリ外傷を起こした後、2、5、10、20日後において、眼球摘出を行い、パラフィン切片での免疫組織化学と角結膜からのRNA抽出によるrtPCRを行い、TGF、SMA、fibronectin、各種collagen分子、F4/80抗原、MCP-1などの炎症、瘢痕化に関連する遺伝子・蛋白質発現とEGFRのリガンドであるEGF、Anphiregulin、TGF、HB-EGFの遺伝子、蛋白質発現を確かめる。 しかし、こちらも同様に遺伝子型を確定できたAREG1ノックアウトマウスのサンプルが十分に集まらなかったため中止となった。
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