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2020 Fiscal Year Research-status Report

Elucidation of pathogenesis in vascular abnormality of ocular surface in autoimmune diseases and development of new therapeutic intervention

Research Project

Project/Area Number 19K18855
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

林 勇海  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00837445)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords移植片対宿主病 / 自己免疫疾患 / 眼表面血管異常 / 生体顕微鏡 / エクソソーム
Outline of Annual Research Achievements

慢性移植片対宿主病(以下cGVHD : chronic graft-versus-host disease)モデルマウスおよびコントロールにおける涙腺の培養上清を用いて専用キットによるエクソソームの抽出を施行、その濃度およびサイズの解析結果を比較検討した。cGVHDモデルマウスの培養上清でサイズが若干大きい結果が得られたが、両検体とも濃度が薄く測定下限値に近い値となっており、培養上清でエクソソームに関する研究を行う場合は抽出前に濃縮操作を行うなどの工夫が必要と考えられた。
同研究に関連してcGVHDモデルマウスにおける血管やマイボーム腺の病理組織学的検討を行った実験の結果について、毎月2-3回の頻度でZOOM会議を利用して研究チーム間でdiscussionし、The Ocular Surfaceへ論文投稿をおこなったところ、cGVHDモデルマウスでの眼瞼、マイボーム腺におけるGVHDによる免疫異常による血管の病理像をまとめた貴重な論文であると査読者から評価をうけ、reviseとなった。査読者からの論文修正のコメントに従い修正を行った。
コロナ禍で学会が臨床眼科学会がWeb開催となり、自己免疫疾患と眼科領域の病態への理解を深め本研究に役立てるために参加した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、本務先からの移動や研究室の利用に制限が生じ、基礎実験の進行が困難だった。

Strategy for Future Research Activity

cGVHDモデルマウスおよびコントロールにおける血清や涙腺の培養上清から抽出されたエクソソームを、エクソソームマーカである抗CD63抗体や抗CD9抗体を用いて免疫染色を行い、それらの発現を確認する。症例数を増やし、エクソソームのサイズや濃度の解析結果を比較検討する。cGVHDモデルマウスにおける血管やマイボーム腺の病理組織学的検討の結果と併せ、エクソソームがcGVHDの病態形成に果たす役割について検討する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、基礎実験の遂行に支障をきたすなど進行に遅れが生じたため。エクソソーム関連の解析においては、外部委託なども考慮して計画をすすめていく予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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