2021 Fiscal Year Annual Research Report
網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫におけるアンジオポエチンの関与解明と臨床への応用
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19K18884
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
鈴木 識裕 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10831258)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 網膜静脈分枝閉塞症 / アンジオポエチン / アフリべルセプト / 網膜浮腫 |
Outline of Annual Research Achievements |
名古屋市立大学のIRB承認の上、網膜静脈分枝閉塞症(retinal vein occlusion: RVO)患者の前房水を計22症例35サンプルを採取した。コロナ禍の状況もあり、対照群を含めて症例数を集めることができず、細胞外血管内皮増殖因子(vascular endothelial grouwth factor: VEGF)、アンジオポエチン(angiopoietin: Ang)、炎症性サイトカイン(IL6, IL8, MCP-1)の発現は確認できていない。 C57BL/6雄マウスの視神経乳頭にレーザーを行い、その直後に血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor: VEGF)阻害療法(aflibercept)単独投与群、Ang2阻害抗体単独投与群、Aflibercept+Ang2阻害抗体併用投与群、PBS投与群にわけて硝子体内注射を施行した。Day 3、Day 7でOCT画像取得し網膜厚を測定した。 Aflibercept単独投与群、Ang2阻害抗体単独投与群、Aflibercept+Ang2阻害抗体併用投与群、PBS投与群、すべての群において、Day3で網膜浮腫を認め、Day7で網膜浮腫の改善を認めた。その網膜浮腫の改善効果はaflibercept単独投与群とAflibercept+Ang2阻害抗体併用投与群は同程度に高く、Ang2阻害抗体単独投与群はこれらの群と比較して網膜浮腫改善効果は劣っていることが確認できた。
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Research Products
(6 results)