2020 Fiscal Year Research-status Report
低ホスファターゼ症に対する新規胎児遺伝子治療の確立
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19K18970
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
高橋 有希 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30778626)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 低ホスファターゼ症 / アデノ随伴ウイルスベクター / 遺伝子治療 / 先天性骨系統疾患 / アルカリホスファターゼ / 胎児治療 / 酵素補充療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年1月11日から2021年2月17日まで産前産後休暇および育児休業の取得のため、研究活動を中断した。2021年2月17日より復帰し、現在研究活動を再開している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究中断届の通り、2020年1月11日から2021年2月17日まで産前産後休暇および育児休業の取得のため、研究活動を中断した。2021年2月17日より復帰し、研究活動再開に向けてマウスの繁殖や試薬の調整などの環境整備を整えた。よって、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
低ホスファターゼ症(HPP)の胎児遺伝子治療は、安全面に関しての課題が残されている。 よって、2019年度に作成した強化型筋肉特異的プロモーターの制御下で組織非特異的アルカリホスファターゼを発現するように構築した治療用アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを使用して、2021年度は、HPPモデルマウスを使用した治療実験を行い、出生直後および治療マウス90日齢、360日齢それぞれより、①出産時および出産直後の状態の確認、②治療効果、③AAVベクター分布、④AAVベクター投与による呼吸機能、⑤行動量、⑥免疫反応および異所性石灰化の有無、の6点に関して評価・解析することとする。
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Causes of Carryover |
研究中断届の通り、2020年1月11日から2021年2月17日まで産前・産後休暇および育児休業休暇を取得しており、研究活動を行っていない。 2021年度は、当初2020年度に予定していた構築済みの治療用ウイルスベクターを使用した治療実験を行うことを予定している。
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