2019 Fiscal Year Research-status Report
Assessment of eugenol-binding proteins in pulps.
Project/Area Number |
19K18971
|
Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
深田 哲也 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (20386254)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | ユージノール |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度はユージノール固相化担体の作製を行った。固相化法にはユージノールの有するフェノール性水酸基およびアリル基を利用した。また、対照としてユージノールの基本骨格であるフェノールとユージノールに類似した構造のo- ユージノール及び3- メトキシチラミンを用いて固相化担体を作製した。作製した固相化担体を用いて、歯髄ホモジネートから結合タンパク質を分離できているか、SDS-PAGEにて試みている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
歯髄組織中のユージノール結合タンパク質を同定するまでを本年度の予定としていたが、同定にまで至っていないため、現在までの達成度 (区分)を3: やや遅れているとした。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の計画に沿ってユージノール結合タンパク質の同定を行う。また歯髄組織からの結合タンパク質の分離に際して、既存の官能基が重要な役割を果たしていることが考えられるためユージノールの置換体を合成することを考慮している。
|
Causes of Carryover |
提出時の研究計画ではRI標識ユージノールを用いた実験を計画していた。本学RI施設の閉鎖に伴い実験計画を変更した、そのため現時点で使用額が残っている。今後ユージノールの誘導体の合成や質量分析に使用する予定である。
|