2019 Fiscal Year Research-status Report
The research of specific T cells and impact of sexual hormones in development of human metal allergy
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19K18980
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
江口 貴紀 鶴見大学, 歯学部, 助教 (70832814)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 金属アレルギー / TCRレパトア / 性ホルモン |
Outline of Annual Research Achievements |
<解析系>レパトアジェネシス株式会社の学術担当責任者と解析検体数と費用について議論した。使用可能な研究費では15~20症例が解析できる検体数であることが分かった。解析内容は、金属アレルギー(もしくは扁平苔癬)患者の血液から得られたリンパ球(T細胞)と、アレルギー(もしくは扁平苔癬)局所のリンパ球のT細胞受容体のレパートリーを比較検討する。T細胞受容体レパートリーはα鎖、β鎖からなるヘテロダイマーであるため、仮に20症例の解析を行う場合には20×2=40検体の解析を行うこととしている。 血液検査についテストステロン、エストラジオール、プロゲステロンを株式会社SRLならびに日研ザイル株式会社に解析可能であることを確認した。 <検体採取>鶴見大学歯学部ならびに東芝林間病院で倫理委員会の承認を得ることができた。鶴見大学では5月に申請し、10月に受理された。東芝林間病院では10月に申請し、11月に受理された。それぞれ倫理委員会受理後から金属アレルギーでかつ口腔扁平苔癬患者の検体を採取している。現在まで、鶴見大学で2症例、東芝林間病院で1症例の検体が集まっている。東芝林間病院にて10症例の検体採取待機患者がおり、2020年度に目標検体数に到達させる準備をしていた。しかしながら新型コロナウイルスパンデミックによって、検体採取が2021年度まで持ち越される可能性が予測される。 <学術参加> 2019年度開催の第64回口腔外科学会総会に参加した。金属アレルギー関連の発表を聴講した。演者と金属アレルギー研究について議論を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で臨床検体採取が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度内で臨床検体を20検体まで収集することを目的に研究を行う。
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Causes of Carryover |
検体数が集まらず、解析が行えなかったことにより、次年度に繰り越された。 検体が集まれば、次年の助成金を含め、主に解析を行うための費用として使用予定である。
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