2021 Fiscal Year Research-status Report
歯周病菌感染がオートファジー制御異常を介して心肥大に与える影響とその機序の解明
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19K18985
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
始平堂 由佳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60791853)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歯周病 / オートファジー |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、細胞内分解機構であるオートファジーの制御異常が様々な疾患に関与することが報告されている。オートファジーは心筋における細胞内タンパクの品質保持と細胞内に侵入する病原体の除去にも機能していることが明らかとなっているが、申請者はこれまでに歯周病原細菌が感染している梗塞心筋では心破裂が頻発し、その原因が心筋細胞におけるミトコンドリア選択的オートファジー(マイトファジー)の抑制にあることを報告している。これまでの研究成果より、オートファジーの制御異常が歯周病と心血管疾患の関わりを解明する鍵を握っているのではないかと考え、「歯周病原細菌の感染がオートファジー制御異常を介して心肥大に与える影響とその機序を解明すること」を目的に本研究を立案した。 本年度は、これまでにin vitroで明らかになった実験結果と同等の現象が確認できるかマウスを用いた実験を行い、検証した。そしてその成果を日本循環器学会にて発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウスを用いた実験により、歯周病原細菌の感染がオートファジー制御機構に与える影響について明らかになったことに関し学会で発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子改変マウスを用いてさらなる仮説の裏付けを行なっていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のために物品の納品に遅れが生じ、一部計画通りに進まなかった実験があるため次年度使用額が生じた。今年度はそれらの物品を用いて研究を進めていきたい。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Linagliptin, A Xanthine-Based Dipeptidyl Peptidase-4 Inhibitor, Ameliorates Experimental Autoimmune Myocarditis2021
Author(s)
Shiheido-Watanabe Y, Maejima Y, Kasama T, Tamura N, Nakagama S, Ito Y, Hirao K, Isobe M, Sasano T
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Journal Title
JACC Basic Transl Sci
Volume: 6
Pages: 527-542
Peer Reviewed
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