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2021 Fiscal Year Annual Research Report

PRP徐放化温度応答性高分子ゲルによる骨膜下バイオリアクター技術の開発

Research Project

Project/Area Number 19K19070
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

古賀 喬充  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (50779428)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords多血小板血漿
Outline of Annual Research Achievements

歯槽骨造成では骨補填材が用いられるが、感染に対する抵抗性がないこと、骨誘導能を持ち合わせないことなどの問題がある。一方で、骨の治癒過程では骨髄由来間葉系幹細胞の遊走が重要だと考えられてきたが、骨膜にも骨幹細胞が豊富に存在しており、成熟した骨の修復では骨膜由来の骨幹細胞の方が強く関与することが報告されている。骨膜由来の細胞に骨形成能力があることはこれまで多く報告されており、その能力を局所で効率的に活性化することができれば、従来の方法より簡便に骨再生を誘導することが可能となる。本研究課題は、局所投与可能なバイオマテリアルとして生体吸収性ゲルを用い、我々が独自に開発したフリーズドライPRP(FD-PRP)技術を応用することで、低侵襲で簡便な骨再生治療の確立を目的としている。
本年度は、当研究課題の最終年度にあたるため、前年度までに生体での安全性が確認されたPRPの3倍濃縮でのFD-PRPを応用し、その添加条件を最適化したFD-PRP含有PuraMatrixペプチドハイドロゲルについて、生体での骨膜下での骨誘導性を評価した。その結果、マウス頭蓋骨骨膜下への移植モデルにおいて、FD-PRP含有PuraMatrixペプチドハイドロゲルによる骨誘導の有効性について、一定の知見を得ることができた。現在、骨膜由来の骨幹細胞を介した骨誘導の機序について詳細な解析を実施しているところである。また、FD-PRPを他の人工骨材料や生体吸収性ゲルに添加した場合と比較し、上記のぺブチドハイドロゲルとの組み合わせの有用性についても検討を加えているところである。これらの結果から、FD-PRPを搭載した最適な移植体による歯槽骨造成の臨床研究を計画していきたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Clinical Safety Assessment of Autologous Freeze-Drying Platelet-Rich Plasma for Bone Regeneration in Maxillary Sinus Floor Augmentation: A Pilot Study2021

    • Author(s)
      Koga Takamitsu、Nakatani Yuya、Ohba Seigo、Hara Masahito、Sumita Yoshinori、Nagai Kazuhiro、Asahina Izumi
    • Journal Title

      Journal of Clinical Medicine

      Volume: 10 Pages: 1678~1678

    • DOI

      10.3390/jcm10081678

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-12-28  

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