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2019 Fiscal Year Research-status Report

舌,軟口蓋の筋の量や質が閉塞性睡眠時無呼吸症の治療方針に与える影響

Research Project

Project/Area Number 19K19148
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

中村 祐己  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (70781912)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2021-03-31
Keywords閉塞性睡眠時無呼吸症 / 口腔内装置
Outline of Annual Research Achievements

令和元年度から本研究を開始するにあたり,本研究に関して本学における倫理審査を経て令和元年7月23日より研究を開始する許可を得た.予定通り,閉塞性睡眠時無呼吸患者の治療過程で得られる治療前後の睡眠検査結果と,MRI撮影で得られた上気道の形態の診査・画像解析結果をもとに研究を開始した.並行して,本研究におけるMRIの撮像シークエンスについて,当院放射線科と協議を重ね,撮像シークエンスを決定ののち,令和元年9月頃より被験者のMRI撮像を開始した.令和2年1月末までに5例のMRI撮像を実施したが,うち1例は治療を途中で自己中断され,研究対象からはずれた.また,令和2年に入ってからの新型コロナウイルス感染が2月以降は日本でも問題となり始め,閉塞性睡眠時無呼吸症の治療そのものの停滞,患者の紹介数の減少,MRI撮影のための来院に対する患者側からの延期の希望などが重なり,令和元年度末の時点では計画していた治療前後の睡眠検査結果とMRI画像が揃っている被験者が7例,治療を開始した被験者が1例となっている.当院の所在地である兵庫県は緊急事態宣言下にあり,新型コロナウイルス感染流行の影響がいつまで続くか予測が難しい状況であるが,目標の20例に向けてひとつずつデータを解析し,それらの情報から得られる内容を考察し,本研究の目的である『AHI以外のOA治療の適応症の判断基準を探す』ことを遂行していく.ウイルス感染流行の終息後は速やかに予定の治療や検査を実施する予定である.最終的に20例に到達しない可能性も考えられ,残念ながらそうなった場合もそれまでに集まった症例数の中で得られる臨床的示唆を結果としてしっかりと出す所存である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

目標症例数20に対して2020年3月末の時点で8例と,比較的良好なペースであると思われる.ただし,新型コロナウイルス流行の影響が閉塞性睡眠時無呼吸症の治療にまで出てきており,治療の中断,または感染対策の一環としての来院間隔の延長措置などから昨年度のペースが保たれない可能性を考慮せざるを得ない.

Strategy for Future Research Activity

基本的には,これまでと同様に当初の研究計画に則り,他科・他院からの閉塞性睡眠時無呼吸症患者の紹介を受けて,治療を進めながら得られた臨床データを解析して『AHI以外のOA治療の適応症の判断基準』について研究を進める.臨床研究であるため,新型コロナウイルス流行の影響を強く受けることが懸念されるが,患者あっての研究なので引き続きできる限り被験者を集めて研究を遂行するのみである.

Causes of Carryover

画像解析に用いるソフトや消耗品で未購入のものがあるため。
2020年3月末の時点で、新型コロナウイルス感染流行の影響もあり、臨床研究である本研究の今後の進み具合について予測が困難な状況ではあるが、今後も被験者数を増やし、物品が必要になった段階で購入する予定である。

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Published: 2021-01-27  

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