2019 Fiscal Year Research-status Report
神経伝達物質としてのグルタミン酸の三叉神経節細胞への影響は口腔感覚を制御するのか
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19K19177
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
西山 明宏 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (80550128)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | グルタミン酸 / 細胞内カルシウム濃度 / 三叉神経節細胞 / 象牙芽細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
三叉神経節細胞に発現する特定のグルタミン酸受容体の発現の確認、発現した受容体が生理学的機能を果たしているかを確認。象牙芽細胞への侵害刺激から放出されたGlutamateを受容した三叉神経節細胞に存在する特定のグルタミン酸受容体の生理活性が得られるか確認することを目的として、2019年度は三叉神経節細胞発現するグルタミン酸受容体サブタイプの同定三叉神経節細胞グルタミン酸受容体のそのサブタイプが細胞間連絡に関与しているかRT-PCRを用いて網羅的に詮索した。RT-PCRの結果ではグルタミン酸サブタイプの発現はすべてのタイプで認められたが、機能としては不明であるため溶液の浸透圧を変えてRT-PCRの反応を確認し特定の3つのグルタミン酸サブタイプを同定できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度に予定していたグルタミン酸サブタイプの同定(特にPCR発現が認められたもの)が出来ているため、細胞内カルシウム濃度を利用した研究へ移行することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に確認できたグルタミン酸サブタイプをターゲットにしたグルタミン酸受容体各アゴニストを用いて生理機能活性を記録する。記録にはCa2+イメージング法を用いてグルタミン酸受容体サブタイプに対する各アゴニストを用いて細胞内Ca2+濃度を記録し同定したグルタミン酸受容体の生理活性を確認し、生理活性のあるものを最終的なターゲットとなる受容体とする。
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Causes of Carryover |
研究の進行は順調であり、申請直後より進めていたRTP-PCRの結果が順調に詮索できたことで、試薬などの消耗品等の費用が大幅に抑えられたことと、多施設での研究のリサーチとしての本年の3月に予定していた学会参加等が中止となり学会参加費の計上がなくなったことによる次年度使用額が生じた理由となる。
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