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2021 Fiscal Year Research-status Report

痛み受容体の遺伝子多型と癌性疼痛の性状の関連解析:診断・治療法の開発を目指して

Research Project

Project/Area Number 19K19218
Research InstitutionFukuoka Dental College

Principal Investigator

吉住 潤子  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (40596376)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
KeywordsTRPチャネル / 癌性疼痛 / 一遺伝子多型
Outline of Annual Research Achievements

口腔癌患者の約70%は初発時、再発時の初期症状として痛みを訴え、さらに治療前の自発痛と生命予後には正の相関があるとの報告がある。当科にて治療を行った口腔がん患者において、初診時の痛みの性状についてアンケートで調査を行い、口腔粘膜の組織よりcDNAを採取し、遺伝子多型解析を行っている。さらに病理組織学的、免疫組織学的検索を行い、遺伝子多型や症候との関連を調べている。
口腔がん患者では、痛みを訴える患者は報告より少なく、2割ほどであった。特に舌癌ではしかし、一旦痛みを生じると非常に強く、患者のQOLを著しく低下させることがわかった。
現在症例数は30例ほどであるが、50例を目標に検索を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19感染の蔓延による歯科受診控えの影響もあり、目標の症例数が集まっていない。そのため、研究期間を延長して解析を継続する

Strategy for Future Research Activity

口腔がん患者の痛み受容に関与する遺伝子多型解析をすすめる。また、口腔がん患者の自覚症状の発現に関与する可能性のある遺伝子多型を調べる。

Causes of Carryover

COVID19感染拡大による、歯科受診控えのため、患者数が目標に達しなかった。それにかかる実験費用を計上しなかった。また、学会や打ち合わせなどもオンラインであったため、旅費を計上しなかった。
今年度まで計画を継続し、目標サンプル数を確保する。学会参加も可能になると思われることより、早急に解析をすすめるとともに、積極的に情報を収集して研究を遂行する。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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