2021 Fiscal Year Annual Research Report
The association between family environment and dental caries of children via non-cognitive skills
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19K19309
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
松山 祐輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (80830124)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | う蝕 / 口腔の健康 / 歯科疫学 / 社会疫学 / 子ども / 家庭環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は。東京都A区の小学生に対してこれまで実施した調査のデータ解析および論文執筆を重点的に進めた。昨年度から実施している留守番とう蝕の関連の研究について、小学1年生の3年度分の横断調査データを解析し、様々な背景要因についてマッチングした解析により、平日1時間以上の留守番を週に一回以上させることが子どものう蝕に関連することを明らかにした。週一回未満の留守番は、検定の多重性を考慮するとう蝕との有意な関連はなかった。 さらに、COVID-19の流行に伴う家庭環境の変化が子どものう蝕に影響したか明らかにするため、小学4年生から小学6年生にかけてのう蝕の変化量を、2018年の小学4年生―2020年の小学6年生(COVID-19流行を経験した群)と2016年の小学4年生―2018年の小学6年生(COVID-19流行を経験していない群)の間で差分の差分分析により検討した。差分の差分分析により性別など時間で変化しない個人要因の影響を除外し、世帯年収など時間で変化しうる要因は共変量として調整し考慮した。その結果、COVID-19流行を経験した群でう蝕がより多く増加しており、パンデミックの流行による社会・家庭・生活環境の変化による影響が示唆された。調査時はパンデミックから半年から1年の頃であり、パンデミックが長引くとう蝕はさらに増加する可能性も示唆された。 また、これまでに蓄積されている縦断調査データの利点を活かし、小学1年時、2年時、4年時、6年時の4時点で測定された子どもの貧困とう蝕について解析した。時間依存性交絡を考慮できるG推定により、持続的に貧困にある子どもは貧困を経験しなかった子どもよりう蝕が有意に多いことを明らかにした。この影響は小学1年生の1時点のみで測定された貧困よりも大きく、持続的に貧困にあることで子どもの口腔の健康がより悪化する可能性が示された。
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Research Products
(4 results)