2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢者における頭頸部の機能維持による平衡機能低下の抑制効果
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19K19327
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小田島 あゆ子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80760131)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高齢者 / 平衡機能 / 口腔機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は①モーションキャプチャを用いた基礎調査によって口腔および頸部を含んだ頭部の三次元的動作が身体動揺に与える影響を明らかにし、②地域疫学調査によって口腔および頸部の機能維持による平衡機能低下の抑制効果を解明することを目的としている。 今年度は口腔および頸部を含んだ頭部の三次元的動作を分析する基礎調査の実施準備を行った。理学療法学科と歯科の専門家による研究打ち合わせを行い、予備実験を行った。平衡機能検査は重心動揺計と加速度計を用いて同時測定を行った。①静的平衡機能:閉眼、タンデム立位、咬合状態(無、接触程度、咬合)における30秒間静止、②動的平衡機能:開眼、通常歩隔、咬合状態(無、接触程度、咬合)における30秒間歩行を測定条件とした。また、口腔機能の評価項目は口腔機能はデンタルプレスケールⅡによる咬合力、JMS舌圧測定器による舌圧を測定とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年4月から育休復帰し、研究を再開した。しかし、本研究は65歳以上の高齢者を対象としていることから、新型コロナウイルス感染予防対策の観点から調査実施方法および対象地区の選定を見直す必要があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の倫理審査を受け、1回の調査における対象者を少人数に絞って調査を開始する。目標とする対象人数を超えるまで調査を複数回実施する。
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Causes of Carryover |
本研究は65歳以上の高齢者を対象としており、新型コロナウイルス感染予防対策の観点から調査実施方法および対象地区の選定を見直す必要があり、2020年度に調査を開始できなかったため。
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