2022 Fiscal Year Research-status Report
Gumbel法を用いた遠隔で運用可能な新規歯科的個人識別法の開発
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19K19329
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
岡田 俊輔 岡山大学, 大学病院, 助教 (00759681)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 個人識別 / 身元確認 / 金属アーチファクト / メタルアーチファクト / Gumbel法 / 法歯学 / 歯科法医学 / 法歯科医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
身元確認のための個人識別法の一つとして歯科所見によるものがあり、遺体の口腔内から得られた治療痕などの記録を生前情報と照合することで身元確認を行う。本研究では、近年急速に普及している死後CTを利用し、画像上の金属アーチファクトを解析することで、口腔内の治療に用いられた材料を類推する新たな個人識別法の開発を目的としている。また、この方法では、死後CTデータから口腔内の情報を得ることができるため、遠隔地からの個人識別の可能性を提示するものである。 本年度は、歯科材料12種類について画像撮影および解析を行った。その結果、金属材料については解析が困難であったが、非金属材料については材料間での差異を認め、CT画像からの材料の識別の可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年度までの研究計画に大幅な遅れが生じた。 2021年度は、ファントムの改良が必要となり新たに作製したため、全体として遅れが生じた。 2022年度には研究が進んだことから、進捗状況の区分は「(4)遅れている。」から「(3)やや遅れている。」に変更となった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在画像解析を進めており、今年度中に学会発表および論文投稿を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの学会が延期もしくはオンラインとなったため、旅費として計上したものについても次年度使用額が生じた。次年度、解析およびその成果の発表を行う予定であるため、当該費用に支出する予定である。
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