2019 Fiscal Year Research-status Report
Construction and spread of a treatment system that manages optimal exercise therapy using a medical app
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19K19334
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
臼田 頌 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528358)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋・筋膜性疼痛 / 口腔顔面痛 / 慢性疼痛 / 頭痛 / セルフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
まずは研究目的の道具である,医療アプリを作成することに費やした. 動画は良好なセルフケアを行なってもらう為にも,上質な動画である必要があり,著名人の出演,BGMはプロのミュージシャン,プロのアナウンサー,プロの撮影者に研究目的ということで多大な協力をいただいた.セルフケアのプログラム,ナレーション原稿の作成,大まかな編集には医学的見地から私の方で行なった.セルフケアは小児用のものも作成し,顔面部,頸部,肩部を全て患者が行いやすいようにそれぞれ1分の動画を18種類作成した.コラムについては,出来るだけわかりやすい文章とイラストを私の方で作成した.アプリの仕様はアプリ会社と協議をすすめ,限られた予算の中で出来るだけ患者さんが使ってみたいと思ってもらえるようなデザインと仕様を考えた.当初,経費削減の目的からWEBアプリの使用も検討したが,患者さんが特別に使用できるという価値を持たせる為に今回はWEBアプリを採用せずにネイティブアプリとした.一番注意すべき個人情報の保護についてはアプリ上には一切個人情報を特定できるデータは載せず,私の方で管理するノートに通し番号をつけてアナログで管理することとした.2020年度動画,コラムを完成させアプリも完成し,今後,アプリを実際に使用してみてアプリの仕様の修正や,動画の修正等を行なっていく予定である.研究の目的である実際の臨床においての使用はコロナウィルスの影響で外来閉鎖が継続しており,若干の遅れが出ているが2021年度後半の開始を想定している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アプリの作製は概ね予定通り完成することが出来,今後は臨床にて実際にアプリを使用していく.
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Strategy for Future Research Activity |
本来であれば2021年度始めからアプリの使用を開始する予定であったが,コロナウィルスの影響で外来閉鎖が継続しており,実際の患者さんへの使用が遅延することは確定している.使用開始見込みとして2021年度後半を想定しているが,今後研究に若干の遅れが出ることは確実である.
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Causes of Carryover |
動画を自身で作成するための機材購入のために前倒し申請をしたが,自身での作成は困難であり動画作成は外部委託としたため機材購入は行わなかった.動画は実際にアプリ化してから使用してみて初期修正完了後に完成扱いとし,委託費は次年度分と合わせて支払い予定である.
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