2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of driving support program for elderly drivers
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19K19393
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Research Institution | Hokkaido Chitose College of Rehabilitation |
Principal Investigator |
山田 恭平 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 准教授 (90559676)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢者 / 運転 / 自己認識 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度4月から12月に月に1回、高齢ドライバーサポート事業として高齢ドライバーのための安全運転支援プログラムを実施した。本事業は、千歳市介護予防センター,千歳市北区地域包括支援センター,北海道千歳リハビリテーション大学が共同で実施した.プログラムは所要時間合計約90分とし,「運動-操作」、「認知-判断」、「自己認識-安全運転意識」の要素を含む三部構成で作成した.第一部は,「運転ちょこっと話」(10分)とした.参加者が運転中断・継続の判断に係る正確な情報を持つことを目的に,運転に関するミニレクチャーを提供した.第二部は,「運転寿命延伸トレーニング」 (30分)とした.身体機能訓練としてストレッチや眼球運動トレーニング、認知機能訓練としては、作成した視覚探索課題、視空間認知課題、注意力課題などを取り入れた。第二部終了後に5分程度の休憩をはさみ,第三部では,「今日のトピック」(45分)を設けた.参加者が自身の運転能力と移動生活を見つめ直すことを目的とした.取り上げるテーマを毎回変えて,著者らが各グループのファシリテーターとなり,グループワークを行った.全9回の延べ参加者は128名で、1回あたりの参加者は14.2±3.0人であった。そのうち5回以上継続して参加した者は15名で、平均年齢75.9±3.6歳、男性5名、女性10名であり、15名中14名が日常的に運転している者であった。内閣府運転チェックリストを用いた自己認識チェックでは、15名中14名が認識の変化があり、「交差点での走行や左折時の自転車に注意を払うようになった」といった安全運転の継続に対する自己認識の変化、また「自身の高齢化に伴い、いつ免許返納するかということを考えるようになった」といった自己認識の変化がみられた。
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Research Products
(4 results)