2020 Fiscal Year Annual Research Report
ALS患者組織でのRNA結合タンパク質メチル化修飾とストレス防御機構の検証研究
Project/Area Number |
19K19410
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ALS / RNA結合他タンパク質 / CRISPR/Cas13 |
Outline of Annual Research Achievements |
難治性の神経変性疾患である筋縮性側索硬化症(ALS)は上位および下位運動ニューロンが選択的に進行性の細胞死に陥る生命予後不良の神経変性疾患であり、病因は不明であるが、RNA代謝制御機能を持つタンパク質の機能異常がALS発症にかかわる可能性が浮上してきている。ALSの発症原因因子と考えられているRNA結合タンパクの調節に影響を与えるPRMT1遺伝子選択的スプライス発現異常並びにRNAの状態をALSと診断された患者さんおいて確認を行うことは重要であり、この変異の傾向に基づいて、ALSの発症原因に対する治療法を見出す可能性もあることから非常に有用であると考えられる。これらのメカニズムを明らかにするためには、ALS患者さんの剖検組織、髄液および血清を用いた詳細な検体が必要と考えられる。これらを用いて、ALSに関連する遺伝子選択的スプライス異常の検出、傾向を分子生物学的手法を使用して評価するための技術を行った。 令和2年度に実施した研究内容として、以下の研究を実施し一部を完了した。 ①遺伝子改変技術を利用したRNA精製方法の開発、②CRISPR/Cas9およびそれに類似した遺伝子標的技術を用いたRNA遺伝子標的条件の検討、③CRISPR/Cas13技術を用いてのRNA標的制度の確認。
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Research Products
(4 results)