2020 Fiscal Year Research-status Report
日本人女性における睡眠時無呼吸と認知・身体機能、脳動脈硬化および脳萎縮の関連
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19K19457
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
小藤 さゆ希 (鳥居) 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (30773973)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 睡眠時無呼吸 / 脳動脈硬化 / 脳萎縮 / 疫学 / 認知・身体機能 / 日本人女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.調査の実施、測定結果の分析 まず、昨年度に、本研究実施に関して滋賀医科大学倫理委員会の承認を得た。今年度も引き続き、各種潜在性動脈硬化指標、無症候性脳血管障害、脳容積、認知機能に関するコホート研究SESSA Women研究の本調査に加えて、対象者女性のうち同意を得た者に対して、フクダ電子株式会社製 デジタルホルタ記録器 デジタルウォーク FM-800を用いて、睡眠時の血中酸素濃度飽和度(SpO2)の測定検査を行った。同時に、エプワース眠気尺度(Epworth Sleepiness Scale; ESS)にて眠気の有無に関する問診を行った。2日間の調査の第1日目に専門知識を有する臨床検査技師1名によりデジタルホルタ記録器 デジタルウォーク FM-800を装着し測定を開始、第2日目の朝に事務補佐員1名により同装置を取り外し、測定を終了した。調査の後日、同臨床検査技師が専用解析ソフトSCM510J(フクダ電子株式会社)を用いてSpO2および関連データを抽出・保存した。その後、本申請研究代表者が同ソフトを用いて酸素飽和度低下指数・無呼吸低呼吸指数を含む各指標の測定結果を分析し、対象者に結果を返却した。2020(令和2)年度は本調査対象者のうち100名に調査を行った。 2.統合データベースの構築の準備 事務補佐員により、調査毎の測定結果をコホート研究SESSA Women研究の本調査のデータベースに入力し保存した。(すべての調査が完了したのちデータクリーニングを行い、作成した睡眠時無呼吸関連データベースと本コホート研究SESSA Women研究データベースとを突合し統合データベースを構築する予定である。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19感染拡大に伴い、一時人を対象とする研究をすべて中止するという方針になり、2020年4月から9月まで調査を中止せざるを得なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3(2021)年度は約150人の調査を予定している。理想的には、計画当初の目標の500名のうち残りの人数である250名の調査を行いたいところであるが、今年度も新型コロナウィルス感染拡大の影響で調査が滞る可能性が否定できず現時点で明らかな見通しが立たないため、状況が許す限り、計画に少しでも近い状態で研究を遂行していきたいと考えている。研究実施体制は整っており、各種潜在性動脈硬化指標、無症候性脳血管障害、脳容積、認知機能に関するコホート研究SESSA Women研究の本調査と同時に、本申請研究費により、睡眠時の血中酸素濃度飽和度(SpO2)測定による睡眠時無呼吸検査の調査を継続して実施する。 なお、すべての調査が完了したのちデータクリーニングを行い、作成した睡眠時無呼吸関連データベースと本コホート研究SESSA Women研究データベースとを突合し統合データベースを構築し、日本人女性における各種潜在性動脈硬化指標、無症候性脳血管障害、脳容積、認知機能と睡眠時無呼吸との関係についての横断的解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
<次年度使用が生じた理由> COVID-19感染拡大に伴い、一時人を対象とする研究をすべて中止するという方針になり、2020年4月から9月まで調査を中止せざるを得なかったため、予定よりも調査完了人数が減ったことに伴い調査に要する消耗品の使用数も減ったこと等により、当初の予定よりも研究初年度の使用額が少額となったため。 <使用計画> 引き続き、調査に必要な消耗品の購入および検査機器のメンテナンスを行うために使用する計画とする。また国内外の学術集会での情報収集や研究成果発表を行う際の参加費や旅費などにも使用する計画とする。
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Research Products
(2 results)