2021 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of the now package of emergency obstetric care on reduction of maternal and newborn deaths in low- and middle-income courtiers
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19K19469
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
堀内 清華 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (00807646)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 緊急産科ケア / 低中所得国 / 医療ケアの質 |
Outline of Annual Research Achievements |
母体死亡の軽減のために重要である緊急産科ケアにおける問題点の一つとして、職種を跨いだチームワークの欠如が挙げられる。そのためチームワークに焦点を充てたトレーニングパッケージの開発やその評価が多々報告されてきた。しかし、これまで行われて来た研究の多くは、すでに先進国で開発され、完成したトレーニングパッケージの内容やトレーニング方法を評価するものが多く、導入する途上国の状況や必要性に応じてトレーニングパッケージを改訂する過程を記録した研究は少ない。 ラオスの国家母子保健10カ年戦略計画に基づいて、2017年に産科ケアのトレーニングパッケージがラオス国内7つのパイロット県において、試行、開発された。2019年以降、同計画戦略に基づいて完成したトレーニングパッケージを残りラオス国内残り10県へ展開された。本研究では、ラオス国内で全国展開される際に、周産期ケアパッケージ効果の判定を行うことを目的とする。 連続的産科ケアパッケージの作成および、パッケージに基づいて提供された産科医療の適切性の評価のためのチャートの作成およびチャートの妥当性評価を行った。チャートの妥当性評価については論文を作成して、投稿中である。 産科ケアパッケージのトレーニングを対象の県・郡病院の周産期医療にかかわる医療従事者に順次導入した。その際、ベースラインでの周産期ケアの実施状況に関するデータのクリーニングが終了した。ベースラインでの状況について、論文化を進める。 産科ケアパッケージの導入効果について、最終評価時の臨床データ臨床データは、順次各県病院から中央病院に収集してレビューを行い、産科ケアの評価を行った。レビュー結果の電子入力とクリーニングが終了した。 その他、周産期医療の質管理について、ラオス国におけるモニタリング方法について評価した研究結果を、日本国際保健医療学会において発表し、学会奨励賞を受賞した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行により、現地でのデータクリーニングに遅延が生じていたが、データが整い、結果がまとまりつつある。今年度は、成果をまとめ論文発表を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
周産期ケアパッケージの評価ツールの妥当性評価、周産期ケアパッケージ導入時のベースラインのラオス国におけるケア実施状況、周産期ケアパッケージ導入による効果、について論文にて発表する。 現地への渡航が未だ困難な状態であるが、現地の研究協力者とオンラインの打ち合わせを行いながら、研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症流行への対応のため、現地でのデータ収集、整理およびクリーニングに遅れが生じたため。
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Research Products
(2 results)