2021 Fiscal Year Annual Research Report
人工核酸LNAを用いた日本人集団における高感度メチル化解析と年齢推定への応用
Project/Area Number |
19K19477
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
磯崎 翔太郎 旭川医科大学, 大学病院, 医員 (60834504)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | メチル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人集団70名から抽出したDNAに対し、7領域(PTPN7, SST, CNGA3, KLF14, TSSK6, TBR1, and SLC12A5)のCpG配列のメチル化率を一塩基伸長法により測定し、重回帰分析を用いることで平均絶対偏差4.88歳の法医学的年齢推定法を確立した。本法におけるマルチプレックスPCRの段階において、各Primerの5'末端側にLNAを2塩基導入したPrimerを設計し、0%,50%,100%のメチル化率のstandard DNA 10ng に対してメチル化率測定を行い、LNA未導入のPrimerを用いた場合と比較した。その結果、LNA導入のprimerを使用した場合、7領域中6領域でキャピラリー電気泳動時の相対蛍光単位の増高が認められた。2021年度に本研究成果を日本DNA多型学会第30回学術集会で発表した。
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