2020 Fiscal Year Research-status Report
インスリン中毒固有のバイオマーカーを用いた新たな剖検診断法の開発
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19K19481
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
永澤 明佳 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (30536735)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | microRNA / 次世代シークエンサー / インスリン中毒 / 過量摂取 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度作成したインスリン過料投与による低血糖モデル及びコントロールモデルから採取した試料よりtotalRNAを抽出し、遺伝子解析に必要な収率を得ているか、RNA定量を行った。その結果、次世代シークエンサー解析を行うための十分な収率が得られていないことが分かり、遺伝子解析まで進めることができなかった。 収率が悪くなった原因を検討し、再度動物実験を行い、試料採取を行った。 次年度は何種類かのRNA抽出法を試み、再度RNAの収率を検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid-19の解剖及び解剖に伴う検査対応に関連して実験が遅れた。 また、RNA収率が悪い原因として、試料採取から抽出までの時間が空いてしまったことが考えられたため、本年度は再度動物実験を行い、試料採取からRNA抽出までの時間を空けずにRNAを抽出した。
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Strategy for Future Research Activity |
Covid19の流行により行えなかった遺伝子解析外部依頼が可能になったことから、今後は動物実験による試料採取からRNA抽出までの間隔をあけることなく行い、遺伝子解析に十分量なRNAを採取るために、カラム抽出だけでなくビーズを用いた抽出なども行う予定である。 これらの方法で十分量のRNAが得られていることを確認した後、遺伝子解析を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
Covid-19対応に関連して実験が行えない、学会発表がwebになり交通費を使わなかったなどにより予定よりも出費が減ったため
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