2022 Fiscal Year Research-status Report
診療関連死における死後CTの適正な解釈・撮像法の確立
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19K19482
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 尚利 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師(病院) (40822367)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 死後画像診断 / 死亡時画像診断 / Autopsy imaging / Postmortem imaging / Forensic radiology |
Outline of Annual Research Achievements |
引き続き、病理解剖前の死後CT所見と解剖所見を対比による研究を進め、主に下記の実績を得ることができた。今年度は40例の死後CTと病理解剖を施行し、症例の蓄積もできている。
①英文原著論文:同一症例の生前CTと死後CTの比較研究において、死後12時間以内の早期では死後経過時間と脳脊髄液の濃度上昇に相関があることを発見した。本内容は査読付き国際誌(最終著者)に受理された。(Fujimoto K et al. Journal of Forensic and Legal Medicine 93 102461, 2023) ②邦文総説:執筆依頼を受けた死後CTの邦文総説を2篇発表した。(石田尚利ほか 【オートプシーイメージング 2023】画像から死因に迫る Rad Fan 21(3) 67-71, 2023)(石田尚利ほか 院内死亡例における死後CTと病理解剖の比較 Precision Medicine 5(3) 45-50, 2022) ③教育講演:死後CTによる死因推定について、国内学会にて依頼を受けた教育講演を行った。(石田 尚利ほか.死後CT症例レビュー:画像から死因に迫る 第58回日本医学放射線学会秋季臨床大会 2022年) ④教育講演:医師、診療放射線技師を対象としたAutopsy imagingに関する講演を行った。(日本医師会, 日本診療放射線技師会, Ai学会 死亡時画像診断(Ai)研修会 2022年)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究課題の一つに関する英文原著論文として1編が査読付き国際誌に受理された。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定を引き続き遂行する。
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Causes of Carryover |
引き続きCOVID-19の影響で各学会がハイブリッドあるいはオンライン開催となり、旅費の使用がほぼなかった。次年度、論文校正や出版費に使用可能額を充てることを予定している。
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Research Products
(3 results)